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Aug 04, 2023

EBRD、タシケントのパイプ工場でグリーン生産を推進

欧州復興開発銀行(EBRD)は、ウズベキスタン有数の民間プレハブ鋼材生産会社であるタシケントパイプ工場(TPP)の操業を支援することで、ウズベキスタンの鉄鋼生産部門のエネルギー効率化を推進している。

最大1,500万米ドルのEBRDシニア融資により、TPPは縦方向サブマージアーク溶接管(LSAW)の生産を開始し、スパイラルサブマージアーク溶接管(SSAW)の生産量を段階的に削減することができる。

LSAWパイプは、優れた延性、溶接靭性、シール性を備え、建築、セントラルヒーティング、水道、下水処理などの分野で広く使用されています。 これは、経済が今後数年間で約6パーセント成長すると見込まれている中央アジアで最も人口の多い州にとって特に重要である。 この成長は、他の要因の中でも特に、ウズベキスタンの人口増加に必要な新しい住宅の需要の増加によって推進されています。

パイプを縦方向に溶接する方法は、スパイラル状に溶接する場合に比べて必要なエネルギーが大幅に少なく、耐久性も向上します。 このプロジェクトは、TPPの年間CO2排出量を1,100トン以上削減することも目指している。 このグリーン融資は、EBRDが2025年までに年間投資の50パーセント以上をグリーンにするために気候・環境融資を拡大する計画に沿った世銀のグリーン経済移行(GET)アプローチの一環である。

今年初め、EBRDはTPPに対して1,000万米ドルの運転資金融資を行った。 これはパイプ製造用の原材料の購入に使用され、当社はより大規模な設備投資プログラムに備えることができました。

このプロジェクトは、日本・EBRD協力基金(JECF)と、地球環境ファシリティ(GEF)が支援する日本銀行の気候変動金融・技術移転センター(FINTECC)プログラムによって支援されている。

現在までにEBRDはウズベキスタンの113のプロジェクトに約36億ユーロを投資している。

タシケントパイプ工場へのEBRD融資1,500万米ドル 環境に優しい生産方法の導入、CO2排出量の削減 日本とFINTECCが支援するプロジェクト
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